◉ 2013/5/19新宿紀伊国屋本店で購入した本

 

1)見るみるわかる 骨盤ナビ 有限会社ラウンドフラット刊 2012年5月

2)ダニエル・マードン式モダンリンパドレナージュ

 リンパの解剖生理学  高橋結子著 BAB JAPAN刊 2013年2月

3)縮む世界でどう生き延びるか? 長谷川英祐著 

  メディアファクトリー新書 2013年2月

書評 

進化生物学者が、その専門の視点で今後の経済世界

を予想し、どう生き延びるか?を提案した本です。

 

私的には、割りと当たり前のすでにやっているような

お話で、それほど新鮮な感じはしませんでした。

 

ただ、似たようなことを考えている人がいて、しかも

学問的に本まで書いて言葉に表現してくれたことは、

ありがたいことでした。お墨付きをもらったような。

 

ただし、保証ではないのですべて自己責任ですが。

 

今の東京は、職場環境も生活環境も経営環境もかなり

ひどいのは、間違いない と思います。

 

毎日毎日やっと生き延びている人も多いと思います。

(精神的にも肉体的にも)

 

最終章の文章を一部引用してみます

人あまりの状況を利用して入社した若者を理不尽なふるいにかけ、通常ならあり得ないような労働環境に耐えられる人間だけを残して企業効率を上げようとする、ブラック企業、、、

生物の世界では、構成員の利益を犠牲にして使い捨てにするようなやり方は存在しません。原理的に存続不可能になってしまうからです。

、、、

大きな欲を持たずに小さな実りで満足する価値観は、成長しない世界で幸せになるための希望です。

、、、

「釣りをする時間を楽しむ」、、、それはとても幸せな時間、、、

釣りができればまず幸せ、魚が釣れればさらに幸せ、大物が釣れればさらに幸せです。そこで「大物が釣れなければ幸せではない」とすれば、幸せになれる機会は激減するでしょう。何もない状態から幸せを積み上げる足し算の考え方が重要で、完璧な状態から引き算をするのは不満を増やしてしまうだけです。、、、

 

どうでしょうか?前半のブラック企業という話は、

若者に限らないでしょう。今や東京全体がブラック

社会になっているようにも思います。

最近来院される現役の会社員のほとんどは、仕事を

一日か半日休んで来られます。

必然的に 痛くても、一回きりの施術です。

治癒するまで継続して通院することは時間的に無理です。

 

悲しいかなそれが現実です。その一期一会のなかで最善

を尽くしますし、来院できない間のセルフケアも提案し

ます。

けれど現実がそうだからといってそれでいいはずがない。

東京自体が原理的に存続不可能になってしまうように思います。

 

まあアベノミクス効果で、状況が改善されればいいんですけども。

 

最後に「おわりに」常識を疑おう

にいいことが書いています。

 

個人的に、進化論の主流の系譜は、観念的で怪しいと思っているのですが、

この先生は自分の専門が進化生物学でありながら、見事にその限界を認め

ていらっしゃる。なかなかそんな先生はいません。素晴らしい。

 

一部引用します

私も職業科学者だから、、、進化生物学においては、ダーウィンの自然選択説に基づく進化理論は大きな理論的支柱であり、生物の挙動もそれに基づいて解釈するのが主流である。つまりそこへ向かって方向づけられているのだ。しかし、、、解析しやすく、、、生物の進化にかかわる前提を非常に単純化してしまう。、、、

そんな研究は生物を正しく理解することにつながっていないかもしれない。少なくとも知的な刺激はあまりない。そんなことにはもう飽きた。

 

これは、本当に素晴らしい発言です。未だに堂々とうそ臭い予定調和的で逆算的につじつまを合わせる作り話を、真実であるかのように喧伝している学者やその周辺のマスコミが主流でうんざりしていたのでなおさらです。

 

やはり、多くの正直な人間は、嘘を平気で公式につき続けるのは、苦痛なのでしょう。今の東京では、ダブルスタンダードが行き過ぎている。自分に嘘をつき、人に嘘をついて生き続けることは、精神的に大きなストレスになると思います。

 

もう少し正直に素直に本音を言っても生きていけるようになればな~

そう本気で願います。

接骨院のホームページはこちらから

  sumigin.jimdo.com/

 

「とある ほねつぎの徒然日記」はここ

  plaza.rakuten.co.jp/sumigin/

 

猫好きのためのペパクラ日記はここ tcho5397.hatenablog.com/